サイトURLの末尾につく「/」(スラッシュ)のことを「トレイリングスラッシュ」と呼びます。
URLの表示を見ると「末尾スラッシュがあるもの」と「末尾スラッシュがないもの」があり、
どちらを使えば良いかがわからない方も多いのではないでしょうか?
末尾スラッシュのあり・なしの違いはなんだろう??
この記事では、末尾スラッシュについてわからない方に向けて、下記についてご紹介します!
- 末尾スラッシュのあり・なしの違い
- 末尾スラッシュは「あり」で統一するのが良い
末尾スラッシュのあり・なしの違い
「末尾スラッシュのあり・なし」の他に、「末尾スラッシュの位置」によっても挙動が異なります。
そのため、下記の4パターンのURLで末尾スラッシュのあり・なしの違いを説明していきます。
URL | スラッシュの位置 | スラッシュのあり・なし |
1. https://shungoblog.com/ | ドメイン名の後 | あり |
2. https://shungoblog.com | なし | |
3. https://shungoblog.com/profile/ | サブディレクトリの後 | あり |
4. https://shungoblog.com/profile | なし |
サブディレクトリとは、URLドメインの以下の階層的なディレクトリ構造のことを指します。
上記の3, 4のURLでいうと「profile」の部分がサブディレクトリになります。
ドメイン名の後のスラッシュのあり・なし
ドメイン名だけのURLの場合は、常に末尾スラッシュありでサーバーにリクエストされます。
つまり、「https://shungoblog.com」でリクエストしても
「https://shungoblog.com/」というように常にスラッシュありでリクエストされます。
chromeの検証でリクエストを確認を確認してみました。
末尾スラッシュあり (https://shungoblog.com/) | 末尾スラッシュなし (https://shungoblog.com) |
・トップページにアクセス | ・トップページにアクセス (リダイレクトなし) |
このようにドメイン名だけの場合は、
末尾スラッシュがなしでも、末尾スラッシュを付与してからサーバーにリクエストしています。
(=末尾スラッシュありにリダイレクトしているわけではなく、サーバーへのリクエストは1回のみ)
常に末尾スラッシュがつくので、
ドメイン後の末尾スラッシュあり・なしは全く同じ挙動になります!
サブディレクトリの後のスラッシュのあり・なし
サブディレクトリの場合は、末尾スラッシュあり・なしで挙動が異なるため注意が必要です。
末尾スラッシュあり(https://shungoblog.com/profile/)の場合は、
「profile」ディレクトリ内のファイルをリクエストします。
つまり「profile」ディレクトリ内のindex.htmlやindex.phpにアクセスします。
末尾スラッシュなし(https://shungoblog.com/profile)の場合は、
「profile」というファイルをリクエストします。そして、「profile」というファイルがなかった場合は、検索エンジンが末尾スラッシュありの状態でリダイレクトします。
リダイレクトは表示速度低下などにつながるため、ディレクトリをリクエストしたい場合は末尾スラッシュをつけておきましょう。
こちらもchromeの検証で確認してみました。
末尾スラッシュあり
(https://shungoblog.com/profile/) |
末尾スラッシュなし
(https://shungoblog.com/profile) |
・「profile/」をリクエスト | ・「profile」をリクエスト
・「profile/」にリダイレクト |
末尾スラッシュなしの場合は、リダイレクトされて、リクエストする回数が増えていることがわかりますね!
サブディレクトリにアクセスする場合は、
同じページが表示されてもサーバーでの挙動が異なります!
WordPressはデフォルトで末尾スラッシュがつく
WordPressではパーマリンクで末尾スラッシュの有無を設定することができます。
初期設定では「日付と投稿名」が選択されており、デフォルトで末尾スラッシュがついている状態です。
※ 本ブログでは、任意のURLにするために「投稿名」を選択しています。
末尾スラッシュのあり・なしがSEOに与える影響
リダイレクトされて表示されるコンテンツが同じ場合は、
末尾スラッシュのあり・なしはSEOに特に影響はありません。
しかし、末尾スラッシュのなしでもリダイレクトされず同じコンテンツが表示される場合は、検索エンジンが重複コンテンツとみなし、インデックスの問題などが発生する可能性があります。
重複コンテンツとみなされることを避けるためにも、「末尾スラッシュあり」にリダイレクトするなどの対策をしてGoogleから評価されるコンテンツを作成するようにしましょう。
末尾にスラッシュが付いているURLと付いていないURLで同じコンテンツを表示するのが一般的です
結論: 末尾スラッシュは「あり」で統一する
いろいろと説明してきましたが、末尾スラッシュに関して下記の対応にしておきましょう!
- 末尾スラッシュ有りで統一しておくのが良い
- サーバーがリダイレクトするかを確認する
- 末尾スラッシュをつけない場合は拡張子まで入れる
「末尾スラッシュなし」でも「末尾スラッシュあり」にリダイレクトされる場合は、
無駄にリダイレクトさせないためにも「末尾スラッシュあり」で統一しましょう。
仮に指定したいファイルがあり、末尾スラッシュを意図的になしにする場合は、
URLの最後に拡張子(.htmlや.php)をつけておきましょう。
拡張子をつける場合は、https://shungoblog.com/profile/index.phpのような感じです!
末尾スラッシュをありで統一して、
重複コンテンツの回避・ユーザービリティ向上しましょう!
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